日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G3 海洋の地球化学
大阪湾における生物活性微量金属の分布
*河合 響藤田 彩花濱田 祐多橘 武蔵宗林 由樹江口 充中口 譲
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p. 39-

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抄録

海水中に含まれる微量成分の中で、特に生体内において代謝に関わる金属酵素の活性中心として働く金属を生物活性微量金属と呼ぶ。これまでに生物活性微量金属の分布調査は主に外洋域で行われてきたが、河川水の影響を受けやすい沿岸域の分析例は少ない。そこで、本研究では大阪湾における生物活性微量金属9元素(Al,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Cd,Pb)の分布調査を行った。溶存態金属は塩分と有意な負の相関、栄養塩と有意な正の相関を示し、河川水起源およびプランクトンの関与が示唆された。置換活性粒子態金属のうち、Mn,Co,Ni,Cu,Zn,Cdは互いに有意な正の相関がみられ、共通の供給源が示唆された。AlとFeは置換活性粒子態および全可溶態において有意な正の相関がみられ、FeがAlと同じく地殻起源であることが示唆された。

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