痛風と核酸代謝
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ビール中のプリン体含有量
小片 絵理山辺 智代金子 希代子澤重 亨一水沼 眞紀子山内 俊一飯嶋 正広藤森 新
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2000 年 24 巻 1 号 p. 9-13

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抄録
地ビールおよび発泡酒のプリン体含有量を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって測定した.各アルコール飲料に含まれるプリン体を加水分解し,adenine,guanine,hypoxanthine,xanthineの4種類のプリン塩基として測定し,各々を合計して総プリン体量と総プリンN量を求めた.その結果, 地ビールは6.78~16.64mg/dl( 総プリンN量として2.35~7.32mg/dl) で, 多いものでは一般のビールの3倍量のプリン体を含んでいた.一方,発泡酒のプリン体は少なく,2.83~3.82mg/dl(総プリンN量として1.29~1.77mg/dl)で,一般のビールの半分程度であった.
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© 一般社団法人 日本痛風・核酸代謝学会
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