抄録
「新しい補綴物製作法」という観点から, 演者らはブリッジメタルフレームをレディメイドの部品を組み立ててレーザ溶接によって一体化させた製作法を提案した1). インプラント補綴における支台歯形状は各システム毎に決まっているため, コーピングは規格のものを用意し各症例に合わせてそのコーピングを連結する製作法を用いることによって作業の省力化を図り高い精度の安定供給を実現できると考えている. この際に重要なことは症例毎に異なるインプラント体の空間的な位置をどのように抽出するかである. 従来のデンタルCAD/CAMの歯列模型計測は, 模型表層の膨大な数の点をサンプリングし「形状」を抽出することであった. 演者らが行う補綴物製作においては, 既に規定形状を有するアバットメントが口腔内のどこにどのような向きで存在するかという「位置」を抽出することである. 位置情報に基づき規定の形状を有するコーピングを配置し, そのコーピングを連結する部品を症例ごとに設計することにある. よって本法においては形状情報はあまり重要ではないため, 膨大な数の点のサンプリングは不要である. 簡単な装置もしくは従来のデンタルCAD/CAMで用いられている計測装置を流用し, 規定形状の計測子の形状計測より位置情報を算出して短時間で正確に位置情報を抽出できるかについて検討した.
従ってCCD側から照射点を見た場合, +5∼-5mmの計測で45°の場合の方が角度変化が大きく, その影響が表れたと思われる.