日本歯科理工学会学術講演会要旨集
平成14年度春期第39回日本歯科理工学会学術講演会
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第1日 一般講演(ポスター発表)
コンピュータ支援による補綴物の自動製作に関する研究
(第20報) CCDカメラを用いた計測システム
堀田 康弘小林 幸隆小澤 篤藤原 稔久宮崎 隆
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p. 46

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抄録
これまでに我々が開発してきたCAD/CAMシステムでは, 計測システムとして支台歯の三次元座標データを, ポイントレーザ変位計による一点毎の計測を行ってきた. そのため, 高精度な計測ができる反面, 作業模型全体を計測するには, 15分程の時間が必要であった. また, この方式では隣在歯や支台歯軸面などからの二次反射の影響もあり支台歯形状を忠実に再現するには, 測定時に様々な補正が必要とされた. そこで, 計測時間の短縮と形状再現性の向上を目的として, 一度に沢山の情報を得られるラインレーザとCCDカメラを組み合わせた計測システムを試作し, レーザ変位計を用いた計測システムとの比較を行った.
これまで用いてきたレーザ変位計による計測では, 真上からレーザの光を当てる方式であったため, このような垂直な軸面を計測した場合に傾斜面として認識されてしまっていたが1), 本装置で用いられるレーザスリット光は斜め方向から照射されるため, こうした問題が回避できることがわかった. また, CCD上での輝度信号から計測点を得るため, ショルダー部と軸面との二次反射によるショルダー部での平面が丸くなる現象もなかった. しかし, 隅角部においてCCD上での輝度信号の収集方法が, まだ不十分であることがわかった.
こうした模型の計測では, 模型を回転させ多方向からデータを収集することで, 死角となる部分のないデータを得ることができた(図2, 3). しかし, CCDカメラによる計測では一走査で最大480点の計測点が得られるため, 模型全体を計測した場合, その計測点データは莫大なものとなってしまう. 最終的には, この計測点データから平均化処理を行い, ひとつの三次元形状データを作り出しているが, 必要とされる計測精度の範囲内で測定ピッチを考慮する必要があると考えられた
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© 2002 日本歯科理工学会
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