日本歯科理工学会学術講演会要旨集
平成14年度春期第39回日本歯科理工学会学術講演会
会議情報

第1日 一般講演(ポスター発表)
有限要素法によるインプラントの応力解析
有元 通敏鈴木 佳滝 佳弘高橋 好文
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 47

詳細
抄録
近年歯牙欠損における補綴処置としてインプラントが用いられることがしばしばある. その快適さから今後さらに多くの症例でインプラントが用いられることが予想される. このため周囲骨組織, インプラント体に応力集中が起こりにくく, 長期にわたり使用することができるフィクスチャー形状を知ることが重要だと考えられる. 当教室では新しいフィクスチャー形状としてADSインプラントを開発した. このインプラントのフィクスチャーには多数のディンプルが付与されており, フィクスチャー形状により周囲骨組織への力の伝わりかたに違いがあると考えられている. 本研究では, 二次元有限要素法を用いてADSインプラントとスクリュータイプインプラントを界面が骨結合, 骨接合の2条件で斜め上方からの荷重に対し応力解析の検討を試みた.
ADSインプラントはスクリュータイプインプラントに比べσMの最大値が骨結合では74.83%, 骨接合では77.73%になっていた。またこれを主応力(σ2)で見ると, 骨結合では89.09%, 骨接合では116.69%になっていた. このことからADSインプラントにはスクリュータイプインプラントに比べ小さな等価応力, 主応力, 剪断応力(τ)しか生じていないことが示唆された.
著者関連情報
© 2002 日本歯科理工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top