日本歯科理工学会学術講演会要旨集
平成14年度秋期第40回日本歯科理工学会学術講演会
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第2日 一般講演(口頭発表)
歯科用金属のレーザー溶接のためのパルス波形制御
(第1報)ピーク位置による溶け込み形状変化
都賀谷 紀宏
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p. 67

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抄録
レーザー溶接の歯科領域での有用性が認められ, 徐々にではあるが我が国でも普及してきている. ここ数年前より, パルス波形制御機能を有したNd; YAGレーザー溶接機が歯科領域でも市販されるようになってきた. レーザー溶接時に発振されるパルス波形を制御することは, クラックやポロシティの発生の抑制などに効果があり, 良好な溶接が可能であることが知られている1), 2). また, パルス波形制御は, レーザー溶接特性に影響を及ぼす. レーザー溶接継ぎ手の品質には, 溶け込み形状ならびに深さが大きく影響するが, レーザー溶接時に発振するレーザービームのパルス波形を制御することにより, 溶融池形状が制御できれば, 歯科領域でレーザー溶接を応用するに当たって, それぞれの症例に適した溶接条件を設定する際に非常に有用であると思われる. しかしながら, 歯科用金属について, どのようにパルス波形を制御すれば, 溶け込み形状や溶け込み深さの制御が可能であるかについての報告は見られない. そこで, 本研究では, より有効にレーザー溶接を行うことを目的として, 適切なパルス波形の設定法についての指針を得るため, 今回まず第一段階として, ピーク位置が異なる3種のパルス波形を設定し, 各々のパルス波形によるレーザービームを被溶接材に照射してスポット溶接を行い, その断面形状から, ピーク位置の違いが, 溶け込み形状および溶け込み深さに及ぼす影響について検討した.
このような結果から, レーザー溶接時にパルス波形制御を行うことにより, 溶け込み形状の制御がある程度まで可能であるが, どのような形状に波形を設定するかについては, ビームパラメーターの設定が大きく影響することが判明した.
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© 2002 日本歯科理工学会
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