肺癌
Online ISSN : 1348-9992
Print ISSN : 0386-9628
ISSN-L : 0386-9628
進行非小細胞肺癌に対するMitomycin C, Vindesine, Cisplatinによる多剤併用療法 (MVC療法) の第2相試験
「非小細胞肺癌」は均一か
長谷川 幹冨岡 洋海岡崎 美樹片上 信之坂本 廣子石原 享介岩崎 博信梅田 文一中井 準倉澤 卓也久世 文幸西山 秀樹坂東 憲司望月 吉郎長谷 光雄山田 栄一
著者情報
ジャーナル フリー

1991 年 31 巻 3 号 p. 351-357

詳細
抄録
進行非小細胞肺癌に対するMMC+VDS+CDDP (MVC療法) のPhaseIIstudyを多施設共同研究で行った.2年間に119例がentryされ, うち101例が完全例で, CRはなく41例がPRとなり, 奏効率は41%, 中間生存期間は45週であった.腺癌に対する奏効率は病期の影響を除いても扁平上皮癌と比較して有意に低かった.病期, PSによる奏効率の差は有意ではなかった.主たる副作用は骨髄抑制と消化器症状であったが, tolerableであると考えられた.
著者関連情報
© 特定非営利活動法人 日本肺癌学会
前の記事 次の記事
feedback
Top