高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
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シンポジウム : リハビリテーションにおけるアパシーとその対策
回復期リハビリテーション病棟における脳卒中後うつとアパシー
髙橋 真紀
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2014 年 34 巻 2 号 p. 193-198

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抄録
脳卒中後にうつ(PSD)やアパシーが出現することが知られているが,両者は混同されリハ医療の現場でも不適切な対応をされていることがある。そこで,回復期リハビリテーション(リハ)病棟のPSD とアパシーの発現頻度と,PSD へのSSRI 投与およびリハの実施がうつや脳卒中の障害に及ぼす影響を調査し,回復期リハ病棟におけるPSD とアパシーへの適切な対応について考察した。 回復期リハ病棟に入院中で精神科医がPSD と診断した脳卒中患者を塩酸パロキセチン投与群(パロキセチン群)かニセルゴリン投与群(コントロール群)に割り付けリハを行い,うつの重症度,歩行,ADL を評価した。その結果,PSD とアパシーの発現頻度は13.8%,30.6%であり,薬剤投与終了時においてパロキセチン群はコントロール群と比べうつがより改善していたが,歩行,ADL 能力には差がなかった。 回復期リハ病棟でPSD と診断した場合SSRI による薬物治療とリハの実施でうつが改善し患者の精神的負担を軽減できる可能性がある。アパシーに対しては,入院中は治療計画に基づいた指導と誘導,自宅退院後は活動量維持のための福祉サービスなどの利用や外来指導が有効である。
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© 2014 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
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