住宅総合研究財団研究論文集
Online ISSN : 2423-9887
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経年変化したコーポラティブ住宅の評価研究
ユーコート20年のレビューとこれからの展望
森永 良丙小杉 学
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ジャーナル オープンアクセス

2007 年 33 巻 p. 219-228

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抄録

 本研究のねらいは,住戸・共用空間の計画と居住者の主体性に特徴があり,入居後20年が経過したコーポラティブ住宅・ユーコートについて,48戸が形成する集住環境のハード・ソフトの変容の特質と,持続的な居住に向けた課題を明らかにし,今後の集合住宅・住環境計画に一定の示唆を得ることである。(1)住生活の変化に対応した住戸改造は,開放的な間取りになる傾向があり,近隣先行事例を参考にすることで空間の質を高めていたこと,(2)高齢化に対応した集住環境改善には,持続的な対話の経験と場が重要になること,(3)計画段階で親世代が希望していた子育て環境は,第二世代に概ね継承され住居観を育んでいること等がわかった。

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© 2007 一般財団法人 住総研
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