人間生活文化研究
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報告
根粒菌感染によるサイトカイニン関連遺伝子の発現解析
手呂内 伸之川村 景子
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2015 年 2015 巻 25 号 p. 136-138

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抄録

 植物ホルモンであるサイトカイニンは植物において細胞増殖の促進に関わることが知られている.最近,マメ科植物において根粒菌感染に伴い生じる根粒構造体の形成にも関与しているとの報告がなされている.本研究ではこのサイトカイニンの関連遺伝子であるIPTおよびLHK1の根粒菌感染による発現の解析を行った.IPTはサイトカイニン合成に関係する酵素であり,合成系の最初期に働くものとして知られている.根粒菌であるミヤコグサ菌をミヤコグサに感染させたところ感染後1分でIPT遺伝子の発現が見られた.また,LHK1はサイトカイニン受容体として知られている.LHK1遺伝子の感染に伴う発現の変化を調べたところ感染後30分が最大であることが示された.これらから根粒形成におけるサイトカイニンの関与が推察される.

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© 2015 大妻女子大学人間生活文化研究所
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