2017 年 2017 巻 27 号 p. 349-356
本研究は介護支援専門員の相談面接力の向上に向けてどのように研修が望ましいか,特にスーパ ーバイザー養成にどのような方法があるかについて考察している.平成28年に見直しが行われた介 護支援専門員および主任介護支援専門員の研修について概観を述べ,特に,介護支援専門員実務研 修の増加について確認した.研修時間が44時間から87時間に増えており,その内容から,相談面接 の内容を吟味した.また,気づきの事例検討会を活用したスーパービジョンを実施し,参加者から のインタビューの内容をまとめた.研修そのものはまだ回数が少なく,具体的な内容を言語化する ことが今後の課題である.また,参加者のスーパービジョンに対する理解を深めることも大事であ ることもわかった.
最後に,オーストラリア視察で得た,高齢者の状況や在豪日本人の親の呼び寄せや高齢化した在 豪日本人の状況を報告した.長く海外で生活した人が高齢化により日本に帰国し,異文化で生活し てきた彼らを介護支援専門員がどのように受け入れ支援していくか考える必要性があることもわ かった.