保全生態学研究
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Print ISSN : 1342-4327
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三重県の洞穴に設置されているバット・ゲート
佐野 明
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ジャーナル オープンアクセス

2017 年 22 巻 2 号 p. 383-389

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抄録
三重県内の洞穴に設置されたバット・ゲートの形状とコウモリ類の生息状況について調査した。10カ所の洞穴に設置されたバット・ゲートには、格子柵と上半が空いたハーフゲートがあった.翼が広短型のキクガシラコウモリ、コキクガシラコウモリ、テングコウモリと中間型のモモジロコウモリは格子柵の設置された洞穴でも生息が確認されたが、狭長型のユビナガコウモリはハーフゲートしか利用していなかった。したがって、ユビナガコウモリが分布する地域ではハーフゲートを設置するのが望ましい。
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© 2017 著者

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