大阪薬科大学大学院薬学研究科
2020 年 28 巻 p. 157-160
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本研究ではゼラチン/腸溶性ポリマーを混合し,胃内条件で薬物放出を抑制するコロイド分散系製剤を設計した.酸性でのAcetaminophen放出率は60分で約40%まで抑制できた.異なる分子量のFITC-dextran放出率を評価したところ,いずれも時間の平方根に比例する関係にあった.つまり,酸性環境でゼラチン/腸溶性ポリマー混合系はマトリックス構造を形成したことが示唆された.薬物の特性に適したコロイド分散系製剤の設計に繋がることが期待される.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら