抄録
促成ブルーベリーにおけるマルハナバチの有効性や促成開始時期と収穫時期との関連を調査し,早期栽培に有効な品種の選択を試みた.促成栽培により開花日や収穫期が早くなり,またマルハナバチ放飼により,結果率は高くなった.ただし,品種や促成開始時期の違いにより,結果率に差が認められた.GA3処理は‘Northland’より‘Tifblue’において結果率の向上に効果が認められた.しかし,GA3処理区はマルハナバチ放飼区に比較し,収穫期が遅延し,果粒重も劣った.2月下旬からの促成栽培において,ノーザンハイブッシュブルーベリーおよびハーフハイブルーベリーの極早生から中生品種は,5月に収穫が可能であり,促成栽培に利用できると考えられる.なおその場合,マルハナバチは花粉媒介昆虫として有効であることが示唆された.