抄録
樹勢の異なる4種の台木に接木した極早生ウンシュウミカン‘山川早生’を裸地およびシートマルチ栽培した場合の生育および果実品質を2000年(12年生)~2002年に比較調査した.
幹周,樹冠容積および収量は裸地区,マルチ区ともにシイクヮシャー台>トロイヤーシトレンジ台>ラスクシトレンジ台=カラタチ台であった.果実品質では,Brixはシイクヮシャー台のみが低くその他の台木間に有意差はなかった.酸含量についても台木間で有意差は認められなかった.以上のことから,カラタチより強勢で品質低下のないトロイヤーシトレンジが極早生ウンシュウミカン‘山川早生’の裸地およびマルチ栽培での台木として有望と思われた.