抄録
観光農園の開園期間を延長するために,成熟後も長期着果するマカダミアが有利な樹種になると考え,‘バーディック’,‘バーモント’,‘ケイト’および‘クーパー’の4品種を供試し,和歌山県での収量,成熟期間中の果実品質の推移を調査した.その結果,いずれの品種も収量は低いものの可食部率と乾燥仁の脂質割合が高く,高品質の果実が収穫できることがわかった.また,成熟後も2月上旬まで落果せず,樹上に置くことが可能であることがわかった.果実品質は,新鮮仁重が約4 g,可食部率は約36%,乾燥仁の脂質割合は約70%であり,収穫適期の11月以後ほとんど変化しなかった.