国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2009 春季
セッションID: A-3
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A-3 ロジックモデルとバランススコカードを活用した研究開発マネジメント(PMコンセプト,日本発信の仕組みP2Mコンセプト明確化と発展的展開-イノベーションを促進し、競争力再生と人材育成に貢献する-)
亀山 秀雄
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抄録
複雑性、不確定性、外部環境の大きな変動のある中で、イノベーションを創出して日本経済を持続発展させるために産官学の連携によるオープンイノベーションによる研究開発が求められている。さらに、経済の活性化のためには、企業の活性だけでなく地域の活性化が必要である。市域活性のための新しいビジネスの創出も求められている。新しい事業を構想する際に、将来ビジョンやニーズから内装(バックキャスティング)して、現時点で必要な技術の開発、制度体制の改革などを総合して、目標を達成していくロジックモデルの手法が注目されている。また、多くのプレーヤーが参加する開発事業におけては、合意形成が重要である。P2Mの手法ですでに導入されているバランススコカードの手法がこのような新事業のための研究開発でも重要な役割を果たすと考えられる。今回、ビジネス創造におけるスキームモデルの重要性が再認識され、P2M2.0が提案された。本稿では、ロジックモデルとバランススコアカードを組み合わせた研究開発のマネジメント手法をスキームモデルの手法として提案する。具体的な事例としてMOT教育の現場と実験的な研究開発の現場でその有効性を検討したので報告する。
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© 2009 International Association of P2M and Authors
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