抄録
本論は経営者とプログラムマネジャー主導による日本型独創経営を推進するP2M活用法の提唱である。日本では民主型リーダーシップが好まれるが、大転換期にはトップダウン型の破壊的スタイルによる構造改革と成長戦略の統合に効果がある。その戦略遂行には変革代理人として、戦略を理解し実効するP2Mを活用できるプログラムマネジャーが必須要件となる。SMART方式は、経営危機を克服した大企業における独創経営の転写である。
日本で話題となる「2025年の崖」を超えるには、技術最適化でなく全社レベルのDXビジョンとSMART法が提唱される。