国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2020 春季
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ナッジツールを用いた学生のセキュリティ意識向上の提案
*中野 佑輔田隈 広紀
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p. 285-291

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抄録
近年、大学のセキュリティが問題視されており、その原因として学生のセキュリティ意識の低さがあげられている。そこで本研究では、学生のセキュリティ意識を向上させるためにナッジツールを用いた学生のセキュリティ意識向上の提案を提案する。これは学生に情報漏えい対策を強制的にさせるのではなく、ナッジアプローチを用いることで自発的に情報漏えい対策を行わせるものである。さらに本研究では、ナッジツールを適応したものと適応していない2つの情報漏えい対策に対するアンケートを取った。その結果、ナッジツールを適応した方が情報漏えい対策をとる学生が多い結果となった。今後は本研究では対策しきれなかった情報漏えい問題に対しても、ナッジツールを用いることが効果的なのかを研究していくことが求められる。
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© 2020 International Association of P2M and Authors
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