抄録
サービス事業者のミッションは、仮説でスタートした事業を、市場との対話を繰り返し、サービスを市場に適合させてゆくことで事業価値を最大化することである。
本研究は、サービス事業者のための事業仮説検証ツールを構築するためのデザインを提案する。具体的には、ボトムアップ型のマルチエージェントシミュレーションと、参加型のゲーミングシミュレーションの手法を融合し、P2M フレームワークに基づいて設計している。このようなデザインでのツールにおいて、何がシミュレートでき、どこに困難な点があるのか、実事業を例に検討する。