電氣學會雜誌
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接地LCリアクトルに就いて
渡邊 寧
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1923 年 43 巻 420 号 p. 653-660

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抄録
接地リアクトルとしてPetersen's Coilに代ふるに、次の如き合回路によつて送電線の中性點を接地する事を提案してある。
(a) 鐵心誘導體と蓄電器を並列にせるもの。
(b) 鐵心誘導體と抵抗とを直列にせる回路と蓄電器を並列にせる混合回路。
筆者は此等を接地LCリアクトルと呼ぶ。
接地LCリアクトルに於ては、迭電線の一線接地の際の消弧作用を完全ならしむるために鐵心の飽和の少い點に完全な共振値を選び、然かも所謂series resonanceに對しては、恰も高抵抗を有し高度に飽和せるPetersen's Coilの如く作用する點を論じてゐる。
尚二三の接地LCリアクトルに關する實驗を述べてある。
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