本研究では視覚障がい者の歩行支援を目的として,歩道や通路などに設置された点字ブロックのうち警告の意味を持つ点状ブロックを画像から認識する手法を提案する.点状ブロック上には円形の突起(ドット)が周期的に配列されているが,ブロック自体やドット部分の材質や色,サイズ,立体形状,汚れや褪色などの状態には多様性があり,その見え方も多様であるため,個々のドットを画像から精度良く検出することは難しい.これに対し本研究では,自己相関画像において現れるドットパターンの周期性を捉えることで点状ブロックを認識する方法を提案する.点状ブロックに対する自己相関画像はその周期性を把握する際に有効な様々な特性を持っている.本研究では,その特性を利用しながら,自己相関画像上でドットを検出し,それらが格子状に配置されていることを評価することで点状ブロックであるか否かを判定する.実画像を用いた実験の結果,提案手法が多様な点状ブロックの認識に有効であることを確認した.