情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第3回情報プロフェッショナルシンポジウム
会議情報

C22
環境教育テキスト翻訳の質を高めるためのガイドラインと情報技術の役割:
—米国PLTのGuideline for Excellenceの合意形成と遵守プロセスの検証—
*角田 尚子吉森 康治田中 幸子梅村 松秀足立 恵理
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会議録・要旨集 フリー

p. 109-113

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抄録
米国のPLT Project Learning Treeは、全米で毎年3万人もの指導者育成を行っている民間環境教育団体である。今年30周年を迎える同団体は、環境教育の推進を、アクティビティ・ガイドと連動した指導者育成、そして学校現場での実践からのフィードバックを有機的につなぐことによって、よりよいガイド、よりよい研修、よりよい教育実践の実効を高める「プロジェクト」方式を採用した最初の団体である。1993年にPLTはまったく新しいバージョンのガイドを作成した。その制作にインターネットが果たした役割が大きい。また、その後の毎年の改訂にも情報テクノロジーは欠かせない。さらに、2006年版は2回目の大改訂とも言えるものである。その改訂のプロセスと、全米的な「よりよい環境教育の質」のためのガイドライン合意形成に果たした情報テクノロジーの実際を分析し、これからの翻訳テキストのよりよい質のために情報テクノロジーをどのように活用すればいいかを検討する。
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© 2006 独立行政法人 科学技術振興機構
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