抄録
特許調査において引用情報と特許公報の類似度を組み合わせて利用して調査精度の向上と調査の効率化を検討した。
最初に予め登録になった注目特許を選び商用データベースで引用マップと類似検索機能を検討した。(1)引用マップ(審査官引用)の集合と(2)類似検索の集合を比較すると類似検索の集合に含まれる引用特許は意外に少ないことが判明した。引用文献は審査の過程で発明のポイントが近いとして実際に使われた公報である。ただ引用情報(審査官引用)は審査が進む過程で発生するためかなりのタイムラグがある情報であり公報発行直後の段階ではあまり使えない。また審査されない公報には引用情報は無い。この引用情報の無い場合でも公報間の類似度を計算し類似の公報からスクリーニングすることによる精度向上と効率化を検討した。
引用情報と公報の類似度の応用として公報の位置関係を3次元空間上にプロットしそこに引用/被引用関係をライン表示させて同時に可視化するマップ作製方法を工夫した。