抄録
商品の市場が成熟し普及するとメーカーごとの商品の個性がなくなり、消費者にとってはどこのメーカーの品を購入しても大差ない状態になり、一般的には価格競争に陥る。このような状態をコモディティ化という。しかし、そのような状態を経た後でも次々と新商品が発売される“多品種のコモディティ”が存在する。使い捨ておむつもその一例であり、40年以上前から市場が形成され、一時出生人口の低下により価格競争を経たが、現在も新商品が続々と開発・発売され、大手5社がその市場の殆どを握っている。
本研究は、まずコモディティの定義及び使い捨ておむつがコモディティに該当するのかどうかを確認した。次に、一般情報及び知財情報を用いて、各社の取り組みを明らかにした。この調査結果は、多品種のコモディティ商品を扱う企業の今後のビジネスにも参考になると考えられる。