情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第19回情報プロフェッショナルシンポジウム
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07
サイエンスマップを活用した京都大学の研究活動モニタリング
―研究の多様性の観点から―
橋爪 寛岡﨑 麻紀子渡邉 吉康
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p. 37-41

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抄録

サイエンスマップ は、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が隔年で公開している、論文データベース(クラリベイト・アナリティクス Web of Science)を基にした国際的に注目度の高い研究領域を抽出し可視化したマップである。サイエンスマップの研究領域は、時間的な継続性の有無と他の研究領域との関与の強さの2軸により、4類型に分類される。このうち「スモールアイランド型」に分類される研究領域は、小規模でありながら、4類型の中で世界において最も領域数が多いため、研究の多様性を担う役割が大きい領域と考えられている。京都大学学術研究支援室(KURA)では、研究の多様性を重視する研究力モニタリングのひとつとして、サイエンスマップを活用した京都大学の研究活動のモニタリングを進めている。ここでは特に、研究の多様性に関連が深いと考えられる「スモールアイランド型」の研究領域への本学の参画状況についての分析事例を紹介する。

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