情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第20回情報プロフェッショナルシンポジウム
会議情報

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テキスト情報から読み解く研究開発動向事例及び調査手法の紹介
米国ファンディング機関が採択した研究課題を例に
中辻 裕熊野 康孝中野 泉遠藤 智塁川越 康司
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会議録・要旨集 フリー

p. 55-60

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抄録

文部科学省では、米国のファンディング機関である米国国立科学財団(NSF)が実施する研究課題データを対象に、テキスト情報の分析調査を実施している。本稿では、文部科学省調査を例に、研究課題データのテキストデータを対象とした研究開発動向調査結果及び研究開発動向調査手法の今後の展望及び課題について考察する。

調査の結果、NSFが優先的・横断的研究課題として位置づける技術領域が共起ネットワーク分析より可視化された。このような研究テーマは、米国だけでなく日本でも重要なテーマとされており、各国の研究開発の特徴を把握するためには、より詳細なキーワードを可視化する分析手法や視点が必要となる。また、データの抽出方法などを工夫すれば、現在行われている研究の特徴やこれまでの研究の変遷など、技術別の動向把握にも応用可能である。

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© 2023 一般社団法人 情報科学技術協会
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