日本画像学会誌
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論文
ツイストボール表示方式の表示素子作製手法とその回転特性
市川 啓介面谷 信林 滋雄前田 秀一
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2005 年 44 巻 2 号 p. 89-94

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抄録
電子ペーパーの有力な候補技術として,ツイストボール表示方式が提案されている.表示原理としては半球ずつ塗り分けた微小球を球状セル内の支持液中に浮遊させ,微小球を電界により回転制御して表示を行う.この際,表示球の回転駆動は,両半球の逆向きの電気泳動の結果としてとらえることができる.本研究ではこの考え方に基づき,異なる電気泳動特性を持つ2つの材料を組み合わせ,望ましい回転特性を持つ表示球を作製することを試みた.作製方法としては電気泳動の方向性 (極性)の異なる2つの溶液を空気中で混合した後に固体化させるという新たに考案した方法を用いた.この作製法を用い半球ずつ異なる材料を組み合わせた表示球を作製した.この球について得られた回転特性は,半球各々の移動度の差に対応して発生すると推定した結果と一致することを確認した.
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© 2005 一般社団法人 日本画像学会
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