抄録
ブラザー工業(株)では主力モノクロレーザープリンター機種群に非磁性1成分トナーを用いたクリーナレスシステムを採用している.転写残トナーを現像器で回収する本方式は,転写工程下流部分のスペースが削減でき,感光体周りの小型化に有効である.当社のレーザープリンターHL2040は,本方式の採用に加え,感光体周りの部品類全体の小型化により装置全体の小型化・薄型化を図った.一方,本システムの実現には,転写効率の環境安定化や紙粉の感光体表面への付着による印刷汚れ問題の解決なども必要とした.本稿ではこれらの工夫点を含めた感光体周辺の小型化技術について言及する.