本取り組みではテレビ中継ならではのスポーツ視聴の価値を創出するべく,画像認識技術を活用し競技(ラグビーなど)の解析を行った.解析においては新たなカメラや伝送手段の追加といった現場の負担となりうる要素を排除し,放送用の中継映像のみからフィールドサイズの解析・選手の自動認識をリアルタイムに行った.この解析結果から選択シーンにおける選手の走行スピード・走行距離を算出し,数値による説得力のある解説を可能にした.また選手の自動認識によって選手紹介スーパーの選択を自動化するシステムを構築し,スーパー表示の正確性・俊敏性の向上を実現した.さらに選手認識技術を活用し,OA映像において対象がどれだけの割合で映像に映っているかといったOAテイク率の算出を行った.これにより従来はディレクターの勘と経験によるものだった映像スイッチングに定量的な新たな指標を提案した.