抄録
自動車では, 安全で円滑な運転を支援するための様々な情報(自車両周辺状況, 道路交通, サービス施設など)が提供されつつあり, 車載ディスプレイの視認性を向上することが重要な課題になってきた.特に, 高齢ドライバの増加に伴い, 高齢者に見やすいディスプレイは今後不可欠である.本報告では, 若年者から高齢者までの幅広いドライバに見やすいディスプレイを開発するため, 視覚特性に基づく表示法を提案する.これは, 視覚特性(空間周波数特性, 分光特性)に関する年齢ごとの生理計測データを用い, 視覚機能の低下に応じてコントラストを強調した画像を提示する方法である.