抄録
DCB(Double Cantilever Beam)試験によりLCDパネル用シール材の接着強度を測定し、次のことが明らかになった。UV硬化型シール材と熱硬化型シール材の接着強度を比較すると、初期強度では熱硬化型シール材の方が高い強度を示すが、60℃, 90%R.H.500時間の高湿度暴露試験後には, その差が小さくなった。また、UV硬化型シール材の剥離モードが凝集破壊であるのに対し、熱硬化型シール材はガラス基板との界面破壊であった。更に、シール材とガラス基板との間に有機膜が存在する場合は、UV硬化型シール材の接着強度が熱硬化型シール材より高い結果となった。上記結果は、材料硬化に伴い被着体界面に発生する内部応力が、UV硬化型シール材の方が小さいため生じたと考察される。