映像情報メディア学会技術報告
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マルチキャリア伝送方式における適応送信電力制御下でのピーク電力抑圧法
牟田 修赤岩 芳彦
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p. 63-68

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抄録
マルチキャリア伝送で問題となるピーク対平均電力比(PMPR)を軽減するために, 従来, 「IDFT出力ブロック内の最大振幅が事前に定めた許容値を越える場合に, ブロック全体を定数分の1にする方式」が提案されている.この方式は線形操作であり帯域外スペクトル放射を生じない.また, IDFT後に時間上で帯域制限が可能であり, 簡易な信号処理で実現できる.しかし, 波形整形のために冗長な信号区間を付加するため, 結果的にスペクトル効率が犠牲となる.本論文では, 従来方式において合成前(IDFT前)で各サブチャネルをフィルタリングし, スペクトル効率を犠牲にする事無くPMPRを低減する方式を提案する.提案方式は, フェージング環境下において, 送信E_b/N_oに対するBER特性をほとんど劣化させることなく, ピークファクターを(8サブキャリアの場合に)約6dB低減できることを示す.また, 適応送信電力制御の併用により, 平均送信電力を節約できるとともに, ピーク抑圧も効果的に行うことができることを明らかにする.
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© 1998 一般社団法人 映像情報メディア学会
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