抄録
広帯域ΔΣAD変換器に適用する、サンプリング周波数1GHz、分解能4ビットの自動補正機能付きフラッシュ型量子化器を90nmCMOSデバイスを用いて開発した。ラッチコンパレータのMOSサイズを小さくすることで、高速かつ低電力化を狙い、発生する量子化レベルの誤差に対しては容量アレイ負荷と逐次比較アルゴリズムで自動補正する回路を搭載した。テストチップ測定の結果、消費電力は1.13mW(@電源1V,クロック周波数600MHz)、最高動作周波数1.5GHzを達成した。積分非線形性INLは補正前1.24LSBであったが、補正後に0.22LSBに改善できた。