抄録
書き込み後の冷却過程と,書き換えにおける隣接トラックの情報安定性を考慮して,熱アシスト磁気記録における媒体設計をシミュレーションした.室温における情報安定性のみを考えれば熱揺らぎ指標は120で十分であるが,Thermal gradient(TG)方式の場合には170-190は必要になるかもしれない.TGを実現するための課題は,10^7erg/cm^3オーダーの磁気異方性と,数百K/nsの冷却速度である.Field gradient方式の場合,書き込み時の情報安定性を考慮すると,加熱によって保磁力を十分に下げられないかもしれない.