抄録
現実の建造物を想定した、複数集積しているコンクリート建造物による電波障害について解析を行う。実在する3棟2列で6棟の場合における建造物をモデルとした場合及び主な波源から見て後方の建造物を除いた3棟1列の建造物の構造が角柱及び外壁のみの場合を想定し、コンクリート縮小モデルを用いた外部入射波における建造物周辺の電界強度分布の実験を行う。また、FVTD法を用いた数値解析を行い両者の比較を行う。コンクリート建造物が3棟2列の6棟の場合は、建造物の構造が角柱及び外壁のみの場合は両者ともに電波が減衰し建造物の後方に殆ど透過しないことが確認できた。また、3棟1列の場合は、電波の減衰が少なく、3棟2列の場合に比べ建造物の後方まで良く透過する結果が得られた。