主催: メディア工学
会議名: メディア工学
開催日: 2017/02/18
本稿では,圧縮センシングを用いた音声強調において安定的かつ高精度な手法を提案する.圧縮センシングを用いた音声強調は計算時間を抑えつつ効率的に音声を強調することができる.しかしながら,音声強調の精度を上げるためには,入力に応じた最適なスパースレベルを規定値として入力する必要があるため,ノイズレベルが既知でなければならない.提案手法では,入力信号からノイズレベルを推定し,ノイズに応じたしきい値を用いることで,安定して音声を強調させる.提案手法の有効性はシミュレーションによって評価する.