日本救急医学会関東地方会雑誌
Online ISSN : 2434-2580
Print ISSN : 0287-301X
原著論文
BLSコース受講後のCPRの質の維持に必要な支援体制の検討
迫田 典子大西 真裕池田 尚人小菅 宇之奈良 和恵
著者情報
キーワード: 胸骨圧迫, スキル, 看護師
ジャーナル フリー

2018 年 39 巻 2 号 p. 219-221

詳細
抄録

心肺蘇生 (cardiopulmonary resuscitation ; CPR) の経験が少ない急性期病棟の看護師5名に対して, 一次救命処置 (Basic Life Support ; BLS) コース (以下, BLSコース) 受講後2年間のCPRの質の維持に必要な支援体制について聞き取り調査を実施した。CPRの質の維持の方法は, 受講内容や臨床場面を想起しスキルの再確認と定期的なスキルの確認が必要と認識していた。必要な支援体制として, CPRのスキルを習得している教育者の存在が必要であり, スキル維持に影響を与えていたことが明らかになった。今後は, 教育者の支援内容について, 具体化することが求められる。

著者関連情報
© 2018 日本救急医学会関東地方会
前の記事 次の記事
feedback
Top