日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要
Online ISSN : 2432-4094
Print ISSN : 2432-4086
子どもの放課後支援における高齢期支援者のプロダクティヴ・エイジングに関する一考察
複線径路等至性アプローチ(TEA)による事例分析を通して
茂野 賢治
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2025 年 45 巻 p. 104-114

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抄録
本稿は、子どもの放課後支援における高齢期支援者(支援者)へのサポートについて、キーパーソン(放課後支援をサポートする地域の人)が「助ける/助けられる」双方の混在域の変換を行うに至る暗黙知を明瞭化するため、キーパーソンの心理的プロセスを明らかにすることを目的とする。個人の持つ経験や感覚に根ざした暗黙知を探るため、ある放課後支援団体の創始者(A氏)に対するインタビューをもとに、複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach: TEA)を用いて分析した。結果、キーパーソンは支援者の支援活動を積極的にサポートし、活動の状態を見聞きし、支援者とのやりとりを密に行うことで、支援者に対するサポート意識が変容することが示された。心理的プロセスとして、キーパーソンのサポート意識は「支援者を助けたい」から「支援者を活躍させたい」、そして「支援者に自尊感情を育みたい」へと変容することが明らかになった。
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© 2025 日本福祉教育・ボランティア学習学会
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