抄録
全ての患者に対して同じ方法で口腔衛生指導を行うのでは,異なる状況の患者にとっては,必ずしも適切な口腔衛生指導とはならない.現在の歯科診療では,より患者を支えるようになってきている.異なる症状をもつ患者に対して,一人ひとりの状況に即した方法でアプローチする必要がある.ここでは,酸蝕症の患者および知覚過敏症の症例,また歯肉の違いによるアプローチ方法について報告する.さらに,グリシンパウダーを使った歯のクリーニングはこれからの歯科衛生士によるクリーニング手法であり,使用価値があるためここで紹介する.【顎咬合誌 33(1・2):31-40,2013】