抄録
本研究では,学びのユニバーサルデザイン(Universal Design for Learning:以下 UDL)に着目し, UDL 実践者の「授業観」と授業設計がどのような関係にあるのかを質的に分析し,考察することを目的とした。「授業観」の内実を明らかにするためにインタビュー調査を行い,得られたインタビューデータを「うえの式質的分析法」を用いて質的に分析をした。分析によって得られた対象教諭の「授業観」と,UDL クライテリアを参考に記載内容を設定した指導案の内容の関係について検討をした。