支援対話研究
Online ISSN : 2432-6577
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学外活動を行った大学生の自己評価の変容に関する研究
セグウェイを使った活動の事例
金久保 紀子
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ジャーナル オープンアクセス

2016 年 3 巻 p. 92-107

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抄録
経済産業省の社会人基礎力に代表されるような社会からのニーズに影響を受け、大学教育での育成すべき力についての議論が活発になっている。一方で、大学生の自己評価が低いことは問題視されている。本稿では、成績評価だけではなく、大学生が自分の成長に気づき、意識化することの重要性を指摘し、学外での経験を通して、大学生の自己評価がどのように変化するかを分析する。筑波学院大学が必修授業として行っているオフ・キャンパス・プログラムを紹介し、その中で特徴的なセグウェイを使った活動を事例として学生のレポートとインタビューの内容の分析を行った。その結果、学外での経験が肯定的な自己評価によい効果をもたらしていること、さらには、学生が大学での様々な活動を統合して自己評価しようとしていることが明らかになった。大学は学生の様々な学びを個別にではなく、統合して言語化しながら学生と考える仕組みを提供し、自己評価をさらに高める工夫をすべきであることを提言する。
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2016 一般社団法人日本支援対話学会
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