抄録
本研究は、ICT機器をとり入れた授業(以下、ICT授業活用とする)をさらに促進するため、小学校教員の実態を明らかにすることを目的にしている。質問紙調査の結果、第1に、10年前と比べ「同僚性の存在」が新たな因子として明らかになった。第 2 に、面談と質問紙調査の結果、ICT授業活用に影響を与えている原因と教員の活用頻度の差、その差に影響を与えている要因が明らかになった。具体的には、活用頻度が多い教員は、「ICT機器の使い方を教える自信」があり、「ICT機器を使用した教材研究」「児童1人1台の必要性」を理解しその活用が促進されている。しかし、活用頻度が少ない教員はその3項目に加え、「ICTの進化についていく自信」、「ICTの専門性の高い教員」に影響を受けていることから、 教員の実態に合わせた研修の必要性が示唆された。