日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
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論文
新宿区超高層街区に建つ鉄骨造超高層建築の東北地方太平洋沖地震前後の振動特性
山下 哲郎久田 嘉章坂本 有奈利久保 智弘
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2012 年 12 巻 4 号 p. 4_14-4_26

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抄録

2011年東北地方太平洋沖地震では、新宿の超高層街区の超高層建築にも大きな揺れが生じ、設備や内装材等に被害が生じた。ここでは、1989年に建設された、高さ128m、地上29階建の鉄骨造耐震構造超高層建築の加速度観測記録を分析し、伝達関数適合法を用いて固有周期、減衰定数、刺激関数などを同定し、大振幅時の振動特性を明らかにするとともに、本震前後の変化を観察する。固有周期には明白な地震前後の変化と振幅依存性が観察された。1次、2次の減衰は、鉄骨造の設計で仮定される0.02より低い値であった。

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© 2012 日本地震工学会
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