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日本地震工学会論文集
Vol. 12 (2012) No. 7 p. 7_46-7_61

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http://doi.org/10.5610/jaee.12.7_46

論文

特性化グリーン関数に基づいた地震動の応答スペクトル予測手法を提案する.この手法は,断層破壊によって生じる震源特性の影響を,オメガ・スクエア・モデルと等価なスペクトル形状を持つ最も単純な波形(特性化グリーン関数)をIrikuraの波形合成法に従って重ね合わせることにより理論的に評価し,その波形から断層の破壊伝播効果と放射特性を考慮した応答スペクトル補正係数を求め,距離減衰式から求めた応答スペクトル値にかけ合わせることで,地震動の応答スペクトル値を求めるというものである.統計的グリーン関数法と比較して,断層破壊過程による影響を理論通り正確に反映し,かつ安定した計算結果が得られることが大きな特徴である.提案手法の妥当性を評価するために,実在する地震断層を対象に,統計的グリーン関数法と提案手法との比較をおこなった.また,提案手法を2007年新潟県中越沖地震に適用し,観測結果と比較することでその有用性を検証した.

Copyright © 2012 日本地震工学会

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