日本地震工学会論文集
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論文
弱震動と強震動記録の分析に基づく東北地方太平洋沖地震のK-NET築館とKiK-net芳賀での大振幅記録の要因
佐藤 智美
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2016 年 16 巻 4 号 p. 4_52-4_65

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抄録
2011年東北地方太平洋沖地震で震度7あるいは7相当となったK-NET築館、KiK-net芳賀の大振幅記録の成因を分析した。その結果、K-NET築館では地盤の非線形性とMotosaka et alの指摘している地震動ではない振動により、NS成分は4Hzで10倍、上下成分は8Hzで15倍程度増幅していることがわかった。KiK-net芳賀では、地震動ではない振動により、水平成分は2Hzで2倍、上下成分は4Hzで10倍程度増幅していることを示した。そして、仮定した動的変形特性に基づく等価線形解析により、地震動ではない振動がない場合のKiK-net芳賀での波形を推定し、推定波形から算出される計測震度は6.2、震度は6強となることを示した。
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© 2016 一般社団法人 日本地震工学会
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