抄録
2011年東北地方太平洋沖地震で震度7あるいは7相当となったK-NET築館、KiK-net芳賀の大振幅記録の成因を分析した。その結果、K-NET築館では地盤の非線形性とMotosaka et alの指摘している地震動ではない振動により、NS成分は4Hzで10倍、上下成分は8Hzで15倍程度増幅していることがわかった。KiK-net芳賀では、地震動ではない振動により、水平成分は2Hzで2倍、上下成分は4Hzで10倍程度増幅していることを示した。そして、仮定した動的変形特性に基づく等価線形解析により、地震動ではない振動がない場合のKiK-net芳賀での波形を推定し、推定波形から算出される計測震度は6.2、震度は6強となることを示した。