日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
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論文
地盤―杭―建物の動的相互作用を考慮した超高層集合住宅の地震応答解析による2011年東北地方太平洋沖地震の観測記録の再現
山本 健史保井 美敏永野 正行肥田 剛典田沼 毅彦
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2016 年 16 巻 8 号 p. 8_75-8_81

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抄録

地震時の超高層建物の挙動・応力状態を把握するため、シミュレーション解析により地震時応答の再現を試みた。対象とするのは、関東地方に立地するRC造超高層集合住宅で、15年にわたり地震震観測を行い、記録を蓄積している。2011年には東北地方太平洋沖地震の記録が得られており、本研究ではこの記録を再現することにより、シミュレーション解析モデルの妥当性を検証する。ここでは、建物および杭を1本棒の質点系モデルで表現した、いわゆるPenzienモデルを用いて応答解析を行うことにより地盤と建物の動的相互作用を考慮した検討を実施した。

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© 2016 一般社団法人 日本地震工学会
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