確率論的津波ハザード評価結果と整合がとれた年超過頻度付きのフラジリティ評価用の津波を設定する方法を提案した.ハザード評価結果に対してハザード再分解を実施することにより,フラジリティ評価用の津波を設定する上で考慮すべき津波条件を特定すると共に,波形の特徴が類似する津波群をグループ化することにより,フラジリティ評価用の津波を設定した.設定されたフラジリティ評価用津波を用いて防潮堤前面での津波高さの年超過頻度を推定した結果,ハザード評価から直接求まる年超過頻度と一致したことから,フラジリティ評価用津波の適用性が確認された.