慶應義塾大学大学院理工学研究科環境開放科学専攻
慶應義塾大学システムデザイン工学科
2018 年 18 巻 2 号 p. 2_35-2_50
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建物倒壊による道路閉塞は,地域住民の避難,消防機関による消火・救援活動等を阻害し,延焼による被害を拡大する要因ともなる.本論では消火確率・非延焼棟数比・避難達成率の3つの指標で,地域の防災力を評価する方法を提案する.指標の評価においては建物倒壊率,出火確率などをもとにモンテカルロ法を用いて行う.格子状道路と放射環状道路の2つの仮想地区に対し提案指標を評価した結果,提案指標が街路網の特徴を反映し地域の防災力を表現できることと地域の特徴を考慮して耐震補強計画の優先度を比較分析できることを確認した.
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