日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
ISSN-L : 1884-6246
論文
防災拠点建物を対象としたリアルタイム耐震診断システムの社会実装-市役所庁舎へのシステム導入とその運用状況
林 和宏齊藤 大樹
著者情報
ジャーナル 認証あり

2019 年 19 巻 5 号 p. 5_378-5_387

詳細
抄録

南海トラフの巨大地震に備えて,東三河地域における防災拠点建物群にリアルタイム耐震診断システムの導入を計画する.当該システムでは,建物に地震計を設置し,観測記録をリアルタイムにインターネットクラウドに保存する.発災直後に,建物残存耐震性能に関する質点系モデルを用いた簡易診断を行い,その結果を防災担当者にメールで通知する.また,発災後数時間に,立体骨組モデルを用いた被災状況に関する詳細な分析を行い,建物の具体的な損傷部位の評価を試みる.本論では,提案するシステムについて述べ,次に,当該システムの社会実装に向けたテストケースとして,実在の市役所庁舎にシステムを構築して試験運用を行った結果を示す.

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 日本地震工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top